ハローストレージにコンセントはある?電源なしでも快適に使う全知識

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暗いハローストレージのコンテナ内で、日本人の男性がスマートフォンのライトを頼りに荷物を整理している様子。

こんにちは。GOOD AT STORAGE、運営者のSです。

ハローストレージなどのトランクルームを借りようと考えたとき、コンセントが付いているのか気になる方も多いのではないでしょうか。大切なバイクのバッテリー充電をしたり、ちょっとした作業のために電動工具を使ったりしたいと考えたとき、現場に電源や照明がないと非常に不便ですよね。また、中には電気さえあれば書斎のように使えるのではないかと期待されている方もいるかもしれません。しかし、契約してからコンセントがひとつもない現実に直面して後悔するのは避けたいところです。私自身も最初は驚きましたが、実は電源がない環境でも快適に利用するための賢い方法がいくつも存在します。

  • ハローストレージの屋内・屋外型における電源設備の有無と実態
  • なぜトランクルームにはコンセントが設置されていないのかという理由
  • 電源がない環境でも快適に利用するための照明やポータブル電源活用術
  • 電源確保のためにやってはいけない危険な行為と規約上の禁止事項
目次

ハローストレージにコンセントはない?電源事情の真実

まず結論からお伝えすると、ハローストレージのほとんどの物件において、私たちが自由に使えるコンセントは設置されていません。「やっぱりそうか」とがっかりされるかもしれませんが、これには深い事情があります。ここでは、なぜ電源がないのか、そして実際の設備はどうなっているのか、そのリアルな実情を深掘りして解説していきます。

コンセントがない理由と電源設備の現状

トランクルームのコンテナの前に立つ日本人男性が、火災報知器をじっと見つめている様子

ハローストレージに限らず、一般的なトランクルームの多くは、各収納スペース内にコンセントを設けていません。これは屋内型であっても屋外型コンテナであっても同様です。

なぜこれほどまでに徹底して電源がないのか、不思議に思いますよね。主な理由は3つあります。

  1. 火災リスクの回避:

    無人の施設で、利用者が勝手に電気製品を使い続けると、トラッキング現象やタコ足配線による過熱で火災が起きる可能性があります。もし火事が起きたら、他の人の荷物まで燃えてしまい、取り返しがつきません。

  2. コストの削減:

    何百もあるコンテナ全てに電気配線を引き込み、個別にブレーカーを設置すると、工事費も電気代も跳ね上がります。ハローストレージがリーズナブルなのは、こうした設備投資を抑えているからこそなんですね。

  3. 居住の防止:

    これが意外と大きな理由なのですが、電源や空調が完備されていると、そこで「生活」しようとする人が出てくるリスクがあります。トランクルームはあくまで倉庫であり、人が住むことは法律でも固く禁じられています。

ここがポイント

基本的にハローストレージの個室内に電源コンセントはありません。通路に清掃用のコンセントがある場合でも、それを勝手に使うのは「盗電」になるので絶対にNGです。

屋外型に照明はある?暗い庫内の実態

コンセントがないということは、当然ながら照明器具も設置されていないケースがほとんどです。特に屋外型のコンテナタイプは、金属の箱そのものですから、扉を閉めると昼間でも真っ暗になります。

夜間に荷物の出し入れをする場合、施設内の外灯(街灯)はある程度の明るさを提供してくれますが、コンテナの奥の方までは光が届きません。「スマホのライトでなんとかなるでしょ」と思っていると、両手がふさがった荷物の搬入出時にかなり苦労することになります。

公式サイトの回答

ハローストレージのFAQでも、「屋外型トランクルームの場合、各お部屋には照明がございません」と明記されています。その代わり、オプションで電池式のLEDライトを案内しているくらいなので、やはり「電気は通っていない」と考えるのが正解です。

バイク保管で充電したい場合の注意点

バイクガレージのハローストレージ内で、バッテリー充電器とポータブル電源を横に置き、バイクのバッテリーを取り外している日本人男性の様子。

バイクライダーの方にとって、コンセントの有無は死活問題ですよね。特に冬場など長期間乗らない場合、トリクル充電器を繋いでおかないとバッテリーが上がってしまいます。

残念ながら、一般的なハローストレージのバイクボックスには充電用の電源はありません。そのため、バッテリー上がりを防ぐには、以下のいずれかの対応が必要です。

  • バッテリーを取り外して自宅に持ち帰り充電する
  • ポータブル電源を持ち込んで充電する(後述します)
  • こまめに乗ってあげる

ただし、ごく一部の「プレミアム物件」や「ガレージハウス型」の施設(例:バイクスペースグラン中野など)では、コンセントや整備スペースが完備されていることがあります。これらは非常にレアなケースなので、もし見つけたらラッキーだと言えるでしょう。

居住や作業は禁止!電源があってもNG

「もし電源があれば、ここでデスクワークをしたり、趣味の隠れ家にしたりできるのに」と考える方もいるかもしれません。しかし、ここで重要な注意点があります。そもそもトランクルームは、「荷物を保管する場所」であって「人が過ごす場所」ではないということです。

仮にポータブル電源などで電気を確保できたとしても、以下のような行為は多くの規約で禁止されています。

  • 長時間居座ること(滞在・居住・宿泊)
  • 騒音や臭いの出る作業(本格的なDIYや塗装など)
  • 事務所としてオフィス化すること

注意

「電源がないからできない」のではなく、そもそも「やってはいけない」のです。コンセントがないのは、こうした規約違反を未然に防ぐための「物理的なガード」の役割も果たしているんですね。

加瀬倉庫など他社の電源事情と比較

では、他社なら電源があるのでしょうか?市場全体を見渡してみると、いくつか興味深い違いが見えてきます。もし「どうしても電源必須!」という場合は、他社サービスも選択肢に入るかもしれません。

事業者名 一般収納の電源 特別なプラン
ハローストレージ 原則なし 一部の高級バイクガレージのみあり
加瀬のレンタルボックス なし 「ワークトランク」なら電源・エアコン完備で作業OK
キュラーズ 原則なし 屋内型の「大型バイクパーキング」などは充電設備あり
マリンボックス なし 一部のガレージ物件でコンセントあり

加瀬倉庫の「ワークトランク」のように、最初から「作業場」として貸し出している物件であれば、堂々とコンセントを使うことができます。用途に合わせて使い分けるのが賢い選び方ですね。

危険な発電機の持ち込みは規約違反

 ハローストレージのコンテナ内で、排気ガスを出す小型発電機を置いて後悔している日本人男性。

「コンセントがないなら、発電機を持ち込めばいいじゃないか」と考えるのは非常に危険であり、絶対にやってはいけません。

ガソリンやカセットガスで動くエンジン式発電機は、排気ガスが出ます。密閉されたトランクルーム内で使用すると、一酸化炭素中毒で命に関わる事故に直結します。また、騒音も凄まじいため、近隣トラブルの原因にもなります。

さらに言えば、ガソリンやガスボンベといった「危険物・可燃物」の保管自体が規約で禁止されています。安全のためにも、エンジン式発電機の使用は絶対に避けてください。

ハローストレージでコンセントなしでも快適に使う技

ここまで「ないない尽くし」の話をしてきましたが、安心してください。電源設備がなくても、現代の便利なガジェットを駆使すれば、ハローストレージを驚くほど快適に使いこなすことができます。私が実践している、コンセント不要の活用テクニックをご紹介します。

暗い庫内におすすめの電池式照明

ハローストレージのコンテナ内で、電池式LEDライトで明るく照らされた棚から荷物を取り出す日本人女性。

まず解決すべきは「暗さ」の問題です。ここで活躍するのが「電池式LEDライト」です。最近のLEDは省電力で非常に明るく、乾電池数本で数ヶ月から半年近くも持ちます。

選ぶ際のポイントは、「広範囲を照らせること(面発光)」と「十分な明るさ(200ルーメン以上推奨)」です。100円ショップの小さなライトでは光量不足で作業になりませんが、ホームセンターや通販で2,000円〜3,000円程度のものを買えば、まるで部屋の電気をつけたかのような明るさを確保できます。

マグネット式センサーライトの活用法

ハローストレージのコンテナの壁にマグネット式センサーライトを取り付け、明るくなった庫内で満足げな日本人女性。

特におすすめなのが、「マグネット付きの人感センサーライト」です。ハローストレージのコンテナや屋内パーティションの多くは鉄製なので、マグネットがピタッとくっつきます。

  • 工事不要:壁に穴を開けずに好きな場所に設置できます。
  • ハンズフリー:人感センサーなら、荷物を持って入った瞬間にパッと明るくなるので、スイッチを探す手間がありません。
  • 移動可能:奥の荷物を探すときは、取り外して懐中電灯のように使えます。

おすすめの使い方

天井付近にメインのライトを1つ、足元にフットライトを1つ設置すると、影ができにくくなり安全性が格段にアップしますよ。

ポータブル電源で電気を確保する裏技

ハローストレージのコンテナ内でポータブル電源と扇風機、ノートPCを使い、快適に作業する日本人男性。

「照明だけでなく、どうしても100Vの電源が必要だ」という場面もあるでしょう。そんな時の救世主が「ポータブル電源」です。キャンプや防災用として人気ですが、トランクルームでも大活躍します。

最近のリチウムイオン電池搭載モデルなら、小型のものでもスマホの充電や扇風機、ノートPC程度なら余裕で動かせます。大型のモデル(1000Whクラス)なら、掃除機や電動工具、あるいはバイクの充電器すら動かすことが可能です。

保管に関する重大な注意

ポータブル電源は便利ですが、夏場のコンテナ内に保管し続けるのは大変危険です。庫内は50℃を超える高温になることがあり、リチウムイオン電池の劣化や発火のリスクがあります。「使うときだけ自宅から持ち込む」という運用を徹底してください。

コンセントの自作や改造は絶対やめる

DIYが得意な方の中には、「近くの共用灯から配線を分岐させよう」とか「ソーラーパネルを屋根に設置しよう」と考える方がいるかもしれませんが、これは絶対にNGです。

施設の設備に勝手に手を加える行為は、器物損壊や契約違反に問われるだけでなく、漏電火災の原因になります。もし事故が起きれば、多額の損害賠償を請求されることになりかねません。あくまで「置くだけ」「持ち込むだけ」の範囲で工夫を凝らしましょう。

まとめ:ハローストレージのコンセント対策

今回は、ハローストレージのコンセント事情について解説してきました。

ハローストレージには原則としてコンセントはありませんが、それは安全管理やコストダウンの結果であり、私たちが安く利用できる理由の一つでもあります。「電源がないから不便だ」と諦めるのではなく、マグネットライトやポータブル電源といったアイテムを賢く組み合わせることで、十分に快適な収納環境を作ることができます。

ご自身の利用目的に合わせて、事前の準備をしっかり行い、ハローストレージをフル活用してみてくださいね。

ハローストレージを借りる前に、料金について知りたい方はこちらの記事がおススメです↓

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